△報告第7号の上程、説明
○議長(小林俊夫君) 日程第5、報告第7号 令和3年度
健全化判断比率及び
資金不足比率についての件を議題とします。 提出者から報告の説明を求めます。 町長。 〔町長 見目 匡君 登壇〕
◎町長(見目匡君) 本案件は、地方公共団体の財政の健全化に関する法律に基づき、監査委員の意見を付して報告をするものです。 普通会計の実質赤字比率と、全ての会計を含む
連結実質赤字比率はともに赤字を生じていないため、当該数値については該当なしとなっております。
実質公債費比率は、
早期健全化基準が25%であるのに対して1.8%となりました。将来負担比率については、
早期健全化基準が350%であるのに対して74.6%となりました。これは、LRT整備等に係る起債によって、町債残高が前年度比で10億812万6,000円増加したことや、債務負担行為に基づく支出予定額が37億6,900万円増加したことなどによるものです。
資金不足比率については、対象となる
農業集落排水事業特別会計、
公共下水道事業特別会計、
宅地造成事業特別会計において、資金不足を生じていないため、当該数値については該当なしとなっております。
○議長(小林俊夫君) これをもって報告を終わります。
---------------------------------------
△認定第1号の上程、説明
○議長(小林俊夫君) 日程第6、認定第1号 令和3年度芳賀町一般会計、芳賀町
国民健康保険特別会計、芳賀町
後期高齢者医療特別会計、芳賀町
介護保険特別会計、
芳賀工業団地排水処理センター特別会計、芳賀町
公共下水道事業特別会計、芳賀町
農業集落排水事業特別会計及び芳賀町
宅地造成事業特別会計歳入歳出決算認定についての件を議題とします。 提出者から提案理由の説明を求めます。 町長。 〔町長 見目 匡君 登壇〕
◎町長(見目匡君) 初めに、
一般会計歳入歳出決算について説明をいたしますので、決算附属書1ページの
会計別決算総括表をご覧ください。 一般会計の歳入決算額は、115億7,965万8,000円で、前年度に比べ10億6,143万6,000円、率にして8.4%の減となりました。 また、歳出決算額は、105億9,892万4,000円で、前年度に比べ12億4,931万2,000円、10.5%の減となりました。 翌年度に繰り越すべき財源2億7,198万7,000円を含めた9億8,073万4,000円を、令和4年度に繰り越しました。 歳入の主な内容について説明をいたしますので、決算附属書3ページ、芳賀町
一般会計歳入をご覧ください。 第1款町税は、45億3,951万3,000円で、前年度に比べ1億2,561万1,000円、率にして2.7%の減となりました。これは、法人町民税の法人税割分が1億1,345万2,000円の減になったことなどによるものです。 第11款地方交付税は、1億5,289万5,000円で、交付団体となったことから、大幅な増となりました。 第15
款国庫支出金は、19億9,871万8,000円で、
特別定額給付金事業費補助金が終了したことなどにより、13億1,160万1,000円、率にして39.6%の減となりました。 第19款繰入金は、5億5,308万1,000円で、財政調整基金からなどの繰入金であります。 第22款町債は、13億2,307万7,000円で、
公共事業等債、
一般補助施設整備等事業債、緊急防災・減災事業債、
臨時財政対策債の発行を行いました。 次に、歳出について説明をいたします。 歳出の主な事業について説明をいたしますので、決算附属書7ページをご覧ください。 第2款総務費は、12億9,019万5,000円で、
特別定額給付金事業が終了したことなどにより、前年度に比べ58.5%の減となりました。 第3款民生費は、26億6,029万5,000円で、
新型コロナウイルス感染拡大に伴う子育て世代への
臨時特別給付金、
芳賀東小学童保育施設建設などにより、23.3%の増となりました。 第4款衛生費は、5億6,550万円で
新型コロナウイルスワクチン接種費などにより、20.0%の増となりました。 第6
款農林水産業費は、6億9,848万7,000円で、北部第2
地区ほ場整備負担金の増などにより、18%の増となりました。 第8款土木費は、32億3,936万8,000円で、LRT整備費、町道三日市芳賀第2
工業団地線改良舗装工事費、芳賀第2
工業団地造成事業費負担金などです。 第10款教育費は、10億2,676万5,000円で、
学校ICT事業タブレット端末導入が完了したことなどにより、5.2%の減となりました。 第12款公債費は、3億2,688万7,000円で、償還額の減少により、12.9%の減となりました。 このほかの主な事務事業につきましては、
決算附属書資料をご覧ください。 次に、歳出の性質別決算額を説明いたします。 決算附属書15ページをご覧ください。 人件費は、14億7,717万2,000円で、前年度に比べ1.7%の増となりました。 物件費は、13億7,565万9,000円で、4.8%の減となりました。 扶助費は、10億8,757万7,000円で、
新型コロナウイルスワクチン接種費及び子育て世代への
臨時特別給付金などにより、53.1%の増となりました。 補助費等は、16億7,852万4,000円で、
特別定額給付金事業が終了したことなどにより、47.2%の減となりました。
普通建設事業費は、33億4,345万5,000円で、6.1%の増となりました。 積立金は、3億1,803万4,000円で、財政調整基金などへの積立金であります。 令和3年度の財政力指数は、単年度が0.981、3か年平均では1.028で、平成25年度以来8年ぶりに普通交付税の交付団体となりました。 以上が、令和3年度芳賀町
一般会計歳入歳出決算の概要です。 次に、令和3年度芳賀町
国民健康保険特別会計歳入歳出決算について、説明をいたします。 決算附属書21ページをご覧ください。 歳入決算額20億1,413万6,000円に対し、歳出決算額は19億3,944万7,000円で、差引き7,468万9,000円を令和4年度に繰り越しました。 歳入の主なものについて説明をいたします。 第1
款国民健康保険税は、4億3,200万5,000円で、被保険者数の減少などにより、前年度に比べ5.1%の減となりました。 第5款県支出金は、13億9,136万4,000円で、保険給付費の財源となる普通交付金と4つの特別交付金が交付されたものです。保険給付費の増加により、前年度に比べ1億4,629万2,000円の増となりました。 第9款繰越金は、7,176万6,000円で、前年度繰越金です。 続いて、歳出について説明をいたします。 第2
款保険給付費は、13億5,142万1,000円で、前年度に比べ12.6%の増となりました。 第3
款国民健康保険事業費納付金は、5億2,468万4,000円で、県に納付したものであります。 以上が、令和3年度芳賀町
国民健康保険特別会計歳入歳出決算の概要です。 次に、令和3年度芳賀町
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算について、説明をいたします。 決算附属書25ページをご覧ください。 歳入決算額1億7,697万5,000円に対し、歳出決算額は1億7,296万4,000円で、差引き401万1,000円を令和4年度に繰り越しました。 歳入の主なものについて、説明いたします。 第1
款高齢者医療保険料は、1億3,054万円で、前年度に比べ1.7%の減となりました。 第4款繰入金は、3,600万3,000円で、前年度に比べ0.4%の増となりました。 続いて、歳出について説明をいたします。 第2
款後期高齢者医療広域連合納付金は、1億6,461万3,000円で、広域連合に納入した保険料及び保険料の軽減に係る
後期高齢者医療保険基盤安定制度負担金です。 第3款後期高齢者健診事業費は、693万2,000円で、後期高齢者に対する健診事業の委託料などです。 以上が、令和3年度芳賀町
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の概要です。 次に、令和3年度芳賀町
介護保険特別会計保険事業勘定の
歳入歳出決算について説明をいたします。 決算附属書27ページをご覧ください。 歳入決算額16億4,106万1,000円に対して、歳出決算額は15億3,209万円で、差引き1億897万1,000円を令和4年度に繰り越しました。 歳入の主なものについて説明をいたします。 第1款保険料は、3億4,601万3,000円で、65歳以上の第1号被保険者の保険料です。 第3
款国庫支出金は、3億4,534万8,000円で、保険給付費及び
地域支援事業の負担金収入です。 第4
款支払基金交付金は、3億7,053万5,000円で、40歳以上65歳未満の第2号被
保険者保険料です。 第5款県支出金は、2億2,464万9,000円で、保険給付費及び
地域支援事業の負担金収入です。 第7款繰入金は、2億1,383万1,000円で、保険給付費及び
地域支援事業に対する
一般会計繰入金などです。 第8款繰越金は、1億4,055万円で、前年度繰越金です。 続いて、歳出について説明をいたします。 第2
款保険給付費は、13億5,451万4,000円で、決算額の88%を占めております。 第3
款地域支援事業費は、5,556万9,000円で、要支援、要介護となることを予防するための事業費です。 第5款基金積立金は、1,765万8,000円で、今後の給付費の増加に備え、第1号被保険者の残金を基金に積み立てておくものです。 第7款諸支出金は、8,875万4,000円で、過年度事業の精算に伴う、国・県・支払基金・町一般会計への返還金です。 引き続き、令和3年度芳賀町
介護保険特別会計介護サービス事業勘定の
歳入歳出決算について説明をいたします。 決算附属書29ページをご覧ください。 歳入決算額は、819万5,000円に対し、歳出決算額は338万2,000円で、差引き481万3,000円を令和4年度に繰り越しました。 歳入の主なものについて説明をいたします。 第1
款サービス収入は、465万6,000円で、要支援認定者に対する
サービスプラン作成料です。 第3款繰越金は、353万9,000円で、前年度繰越金です。 続いて、歳出について説明をいたします。 第2款事業費は、300万8,000円で、
地域包括支援センターの人件費及び業務委託料などです。 以上が、令和3年度芳賀町
介護保険特別会計サービス事業勘定歳入歳出決算の概要です。 次に、令和3年度
芳賀工業団地排水処理センター特別会計歳入歳出決算について、説明をいたします。 決算附属書31ページをご覧ください。 歳入決算額7,667万2,000円に対し、歳出決算額は7,044万3,000円で、差引き622万9,000円を令和4年度に繰り越しました。 歳入の主なものについて説明をいたします。 第2款使用料及び手数料は、3,683万3,000円で、
排水処理センターを使用している延べ112社からの施設使用料です。前年度に比べ約8.7%の減となりました。年間総排水量は、40万9,651立方メートルとなっております。 第4款繰入金は、3,362万3,000円で、
排水処理センターの機械器具修繕、排出汚泥の運搬処分等を実施するため、
芳賀工業団地排水処理センター運営基金から繰り入れたものであります。 第5款繰越金は、598万3,000円で、前年度繰越金です。 続いて、歳出の主なものについて説明をいたします。 第1
款共同排水事業費7,044万3,000円は、設備機器等の保守管理費や
機器器具修繕工事等の費用です。 以上が、令和3年度
芳賀工業団地排水処理センター特別会計歳入歳出決算の概要です。 次に、令和3年度芳賀町
公共下水道事業特別会計歳入歳出決算について、説明をいたします。 決算附属書33ページをご覧ください。 歳入決算額は3億2,377万円に対し、歳出決算額は3億2,180万円で、差引き197万円を令和4年度に繰り越しました。 歳入の主なものについて説明をいたします。 第1款分担金及び負担金、2,983万9,000円で、新規加入78戸の受益者負担金などです。前年度と比べ50.6%の増となりました。 第2款使用料及び手数料は、4,295万7,000円で、公共下水道を使用している1,025戸からの使用料です。前年度に比べ7.0%の増となりました。 第3
款国庫支出金6,000万円で、
国庫補助対象事業の増加により、前年度に比べ15.6%の増となりました。 第5款繰入金は、1億4万7,000円で、一般会計からの繰越金です。 第8款町債は、8,220万円で、建設事業費の増加により、前年度に比べ47.3%の増となりました。 続いて、歳出について説明をいたします。 第1
款下水道事業費は、2億2,542万3,000円で、
下水道管渠布設工事及び工事に係る設計業務の増加により、前年度に比べ21.5%の増となりました。 第2款公債費は、9,637万7,000円で、償還額の増加により、前年度に比べ2.9%の増となりました。 以上が、令和3年度芳賀町
公共下水道事業特別会計歳入歳出決算の概要です。 次に、令和3年度芳賀町
農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算について、説明をいたします。 決算附属書35ページをご覧ください。 歳入決算額は1億8,276万7,000円に対し、歳出決算額は1億7,826万円で、差引き450万7,000円を令和4年度に繰り越しました。 歳入の主なものについて説明をいたします。 第1款分担金及び負担金425万円で、新規加入者5件の負担金です。 第2款使用料及び手数料は、4,608万7,000円で、8地区の処理施設を使用している1,064戸からの使用料です。 第4款繰入金は、1億2,438万2,000円で、一般会計及び農業集落排水処理施設維持管理基金からのものであります。 続いて、歳出について説明をいたします。 第1款農業集落排水事業費は、6,775万2,000円で、処理施設の保守管理業務などであります。前年度に比べ16.9%の増となりました。 第2款公債費は、1億1,030万8,000円で、前年度に比べ1.6%の減となりました。 以上が、令和3年度芳賀町
農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算の概要です。 次に、令和3年度芳賀町
宅地造成事業特別会計歳入歳出決算について、説明をいたします。 決算附属書37ページをご覧ください。 歳入決算額は1億349万8,000円に対し、歳出決算額は1億167万8,000円で、差引き182万円を令和4年度に繰り越しました。 歳入の主なものについて説明をいたします。 第3款繰越金は、1,684万8,000円で、前年度繰越金です。 第4款財産収入8,665万円で、祖陽が丘住宅団地14区画分の譲渡収入です。 続いて、歳出について説明をいたします。 第1款事業費は、1億167万8,000円で、公有財産購入費や一般会計繰出金などです。 以上が、令和3年度芳賀町
宅地造成事業特別会計歳入歳出決算の概要です。
○議長(小林俊夫君) これをもって提案理由の説明を終わります。
---------------------------------------
△決算審査の報告
○議長(小林俊夫君) ここで、芳賀町代表監査委員、樋田貞夫氏から、令和3年度各会計の決算審査結果についての報告を求めます。
樋田貞夫代表監査委員、登壇願います。 〔代表監査委員 樋田貞夫君 登壇〕
◎代表監査委員(樋田貞夫君) 令和3年度芳賀町一般会計及び特別会計の
歳入歳出決算について、去る8月1日から8日までの休日を除く6日間にわたり決算審査を行いましたので、その結果について申し上げます。 審査に当たっては、町長から送付された決算書、財産に関する調書、基金運用調書、決算附属書及びマネジメントシート、その他の関係書類を基に、次の点に留意して行いました。 審査に付された決算書類が法令・規則に基づいて調製され、計数は正確か。 予算の執行または事業の経営及び事務処理は、適正かつ効率的に行われているか。 公有財産、物品及び基金は、目的に沿って効率的に管理運用されているか。 また、決算審査を補完する例月現金出納検査を参考として、所管の部課局長及び課長補佐、係長から説明を求め、必要に応じ現場調査を行い慎重に審査しました。 その結果、審査に付された一般会計及び各特別会計の決算書は、いずれも関係法令・規則に基づいて作成されており、計数的な過誤がなく適正であり、経済的で効率的に執行されたと認めます。 財産に関する調書については、公有財産、物品、基金についても帳簿等と照合済みであり、数値の正確性とその管理及び運用についても適正であると認めます。 基金管理運用状況については、基金台帳と符合しており、正確であることを確認しました。 議案書27ページの決算の概要について申し上げます。 全会計における決算総額の歳入は、161億673万2,000円で、前年度と比較すると10億2,689万円の減、6.0%のマイナスです。また、全会計における歳出は、149億1,898万8,000円で、前年度と比較すると11億6,613万9,000円の減、7.2%のマイナスです。 一般会計の決算の状況は、歳入総額115億7,965万8,000円に対し、歳出総額105億9,892万4,000円で、形式収支は9億8,073万4,000円、翌年度に繰り越すべき財源2億7,198万7,000円を差し引くと、実質収支は7億874万7,000円です。 なお、町債残高は36億3,052万7,000円で、前年度から10億812万6,000円増となりました。歳入決算の状況についてですが、歳入における自主財源、依存財源の前年度との比較表は議案書29ページのとおりです。 町税は45億3,951万3,000円で、前年度と比較すると1億2,561万1,000の減、2.7%のマイナスです。歳入全体に占める構成比率は39.2%で、2.3ポイント上がりました。町債は13億2,307万7,000円で、前年度と比較すると6.9%のプラスでした。自主財源構成比率は54.2%で、前年度より3.7ポイント上がりました。依存財源構成比率は45.8%で、前年度より3.7ポイント下がりました。 歳出決算の状況については、全体的に予算の目的に沿って効率的に執行したものと認めます。予算に対する執行率は、LRT事業の繰越額の増加などにより67.9%でした。議案書30ページのとおり、歳出額を性質別に見ると、義務的経費が59億6,933万2,000円で、前年度に比べて12億1,642万4,000円の減、投資的経費は33億4,345万5,000円で、LRT事業や芳賀東小学校学童保育施設の新築工事などにより、前年度に比べて1億8,989万8,000円の増となっています。 その他の経費の繰出金は7億8,608万3,000円で、前年度に比べ1,848万円の増となりました。今後も義務的経費を極力削減するとともに、行財政の効率的で堅実な財産運営を切望します。 次に、財政力指数ですが、議案書31ページのとおり、3か年平均は1.028、令和3年度単年度では0.981でした。高い水準を維持していますが、単年度指数が1.0を下回ってしまい、2013年以来8年ぶりに普通交付税の交付団体となりました。 経常収支比率は、令和2年度の県町平均は86.4%でした。芳賀町は県町平均を下回る78.0%でしたが、令和3年度決算においては1.1ポイント上がり、79.1%となっています。今後も、経常経費を削減する努力をお願いいたします。 収入未済額及び不納欠損額等については、歳入予算現額156億1,681万7,000円に対し、収入済額は115億7,965万8,000円であり、対予算収入率は74.1%です。また、調定額116億4,772万円に対しては99.4%の収入率となっています。 収入済額の39.2%を占める町税の徴収率は98.6%となり、前年度の98.3%から0.3ポイントの微増です。町税の不納欠損処分の状況は487万1,000円で、前年度に対し1,318万8,000円減と改善されております。町税徴収担当者などの努力、成果を評価するとともに、今後も一層の収納率の向上と不納欠損の改善をお願いいたします。 なお、不納欠損の理由は、地方税法第15条の7滞納処分の停止及び第18条地方税の消滅時効によるものです。滞納者に対する情報収集と早急な対応の強化をお願いいたします。納税は住民の基本的義務であり、公平負担の原則から時効前の積極的な対策を望みます。 財産及び物品等の管理についてですが、決算年度末公有財産については、令和3年度芳賀町財産に関する調書に基づき、土地、建物、その他有価証券及び出資による権利を審査しましたが、正確であることと認めます。 基金の運用については、地方自治法第241条第5項の規定により審査したものですが、前年度末現在高及び決算年度末現在高は、関係帳簿、書類は符号を確認しており、経理について正確であることを認めます。 次に、特別会計について申し上げます。 特別会計は、議案書34ページから37ページにかけて述べておりますが、いずれの会計についてもおおむね適正な執行がなされていると認められます。 今後、注視するものとしては、
公共下水道事業特別会計が上げられます。平成17年、2005年4月の供用開始以降、計画的な事業推進を図っていて使用人口も順調に伸びております。現在は、供用人口の増加に対応するため、処理施設の増設を進めておりますが、財政計画に基づく収支の安定を図りながら、快適な生活環境を確保するための整備事業の遂行に期待しております。 最後に審査の総合的意見について申し上げます。 本町の財政は、前段の主要な分析指標に見るとおり、比較的健全に運営されており、各種事業等歳出についても、計数的な過誤もなく、適切で誠実な執行が行われていると認識いたしました。 令和3年度は、「躍動する芳賀の町 未来につなげよう」を将来像に掲げた第6次芳賀町振興計画の中期基本計画と第2期芳賀町まち・ひと・しごと創生総合戦略が2年目を迎えました。特に、振興計画の5つの分野であります、便利・教育・話題・笑顔・地域、それぞれのつなげる事業において、対応した内容等を確認した結果、おおむね計画どおりに執行されていました。 本町の令和3年度単年度財政力指数は0.981、
健全化判断比率におきましては、実質公債比率1.8%、資金不足率も該当はありません。 なお、一般会計自主財源比率は54.2%です。 財政の根幹をなす町税については令和2年度に法人町民税の税制改正により12.1から8.4%になったため、昨年度より2.7%減の45億3,951万3,000円となりました。 借入金である地方債の残高は、一般会計と2つの特別会計で約59億円で、LRT整備事業が大詰めを迎えており、一般会計の地方債が増額したため町債が増えております。前述しましたが、令和3年度は8年ぶりに普通交付税の交付団体となりました。今後も新型コロナウイルス感染症により、長期の経済的な景気低迷が憂慮されます。 町長をはじめ執行部の皆さんが、財政的に余裕があるわけではないことを改めて認識し、引き続き町税収入をはじめとする歳入の確保に最大限努めて、長期的な視点に立った財政運営を図っていただくよう望みます。 令和2年から整備工事を進めてきた芳賀第2工業団地の立地予定企業が決まりました。一日も早く工場施設が建築され、令和5年度に開業を迎えるLRTによる通勤や通学での利用や交流人口の増加により芳賀町の認知度を高めていただいて、活力あふれる芳賀のまちを一緒に想像していってほしいと願っております。 令和4年9月2日 芳賀町代表監査委員、樋田貞夫。
○議長(小林俊夫君) これをもって決算審査の報告を終わります。 ここで暫時休憩とし、午前11時05分再開したいと思います。
△休憩 午前10時54分
△再開 午前11時04分
○議長(小林俊夫君) ただいまから会議を再開いたします。
---------------------------------------
△議案第56号、議案第57号の一括上程、説明
○議長(小林俊夫君) 日程第7、議案第56号 芳賀町職員の育児休業等に関する条例の一部改正について、日程第8、議案第57号 芳賀町職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例の一部改正についての2議案は関連する案件ですので、会議規則第36条の規定により、一括議題にしたいと思います。これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小林俊夫君) 異議なしと認め、一括議題とします。 提出者から提案理由の説明を求めます。 町長。 〔町長 見目 匡君 登壇〕
◎町長(見目匡君) これらの案件は、人事院規則の改正により、育児休業の取得制限等を緩和すること並びに休暇の対象期間を拡大することにより、育児休業を取得しやすい勤務環境を整備するため条例の一部を改正するものであります。
○議長(小林俊夫君) これをもって提案理由の説明を終わります。
---------------------------------------
△議案第58号の上程、説明
○議長(小林俊夫君) 日程第9、議案第58号 芳賀町
工業団地管理センター設置及び管理に関する条例の一部改正についての件を議題とします。 提出者から提案理由の説明を求めます。 町長。 〔町長 見目 匡君 登壇〕
◎町長(見目匡君) 本案件は、令和4年度6月末日で、足利銀行のATM設置施設が閉鎖されたことに伴い、別表から当該施設の項目を削除するものであります。
○議長(小林俊夫君) これをもって提案理由の説明を終わります。
---------------------------------------
△議案第59号の上程、説明
○議長(小林俊夫君) 日程第10、議案第59号
工事請負契約の締結について(令和4年度
社会資本整備総合交付金事業道路改良舗装工事その1(三日市芳賀第2工業団地線))の件を議題とします。 提出者から提案理由の説明を求めます。 町長。 〔町長 見目 匡君 登壇〕
◎町長(見目匡君) 本案件は、令和4年7月27日に事後審査型条件付一般競争入札に付した
工事請負契約を締結するため、議会の議決を求めるものです。 内容は、令和4年度社会資本整備総合交付金事業で整備する道路改良舗装工事その1(三日市芳賀第2工業団地線)の請負契約で、入札は7者が参加して行い、契約金額は消費税を加えて6,985万円です。契約の相手方は、栃木県芳賀郡芳賀町大字東高橋4249番地、戸祭建設株式会社代表取締役、戸祭康夫氏であります。
○議長(小林俊夫君) これをもって提案理由の説明を終わります。
---------------------------------------
△議案第60号の上程、説明
○議長(小林俊夫君) 日程第11、議案第60号
工事請負契約の締結について(
芳賀遊水地多目的広場整備工事)の件を議題とします。 提出者から提案理由の説明を求めます。 町長。 〔町長 見目 匡君 登壇〕
◎町長(見目匡君) 本案件は、令和4年7月27日に事後審査型条件付一般競争入札に付した
工事請負契約を締結するため、議会の議決を求めるものです。 内容は、
芳賀遊水地多目的広場整備工事の請負契約で、入札は8者が参加をして行い、契約金額は消費税を加えて5,799万2,000円です。契約の相手方は、栃木県芳賀郡芳賀町大字上延生464番地、株式会社平石工業代表取締役、平石朝一氏であります。
○議長(小林俊夫君) これをもって提案理由の説明を終わります。
---------------------------------------
△議案第61号の上程、説明
○議長(小林俊夫君) 日程第12、議案第61号 令和4年度芳賀町
一般会計補正予算(第3号)の件を議題とします。 提出者から提案理由の説明を求めます。 町長。 〔町長 見目 匡君 登壇〕
◎町長(見目匡君) 今回の補正予算第3号は、総額に4,841万9,000円を追加し、予算総額を107億3,701万6,000円とするものです。 歳入から説明をいたします。 説明書4ページ、5ページをご覧ください。 第15
款国庫支出金585万2,000円は、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金です。 第16款県支出金1,915万3,000円は、わがまちつながり構築事業補助金32万円、新規就農・経営継承者向けの総合支援事業補助金1,275万円、農道整備に係る農業農村整備事業費補助金100万円、農業機械導入に係る農地利用効率化等支援事業補助金501万9,000円、栃木の米づくりプロジェクト推進事業費補助金6万4,000円。 第19款繰入金1,585万6,000円は、教育施設等整備基金から843万6,000円、森林環境整備基金から43万6,000円、令和3年度事業の精算金として
介護保険特別会計から698万4,000円をそれぞれ繰入れするものです。 第20款繰越金697万9,000円は、前年度繰越金です。 第21款諸収入57万9,000円は、令和2年度の確定に伴う、強い農業・担い手づくり総合支援事業返還金です。 続いて、歳出について説明をいたします。 説明書6ページ、7ページをご覧ください。 第2款総務費208万7,000円は、物価高騰の影響による除草剤などの価格上昇に伴う消耗品の購入費49万2,000円、倒木のおそれのある公園内の樹木伐採管理業務90万円、自治会等が行う地域活性化事業について交付決定があったわがまちつながり構築事業補助金64万円、燃料価格・物価高騰の影響により、運営経費が増加している真岡鉄道に対する支援事業費補助金5万5,000円です。 第3款民生費489万4,000円は、令和3年度介護保険事業の精算に伴う、国・県への返還金8万1,000円及び
介護保険特別会計繰出金109万6,000円、令和3年度事業の精算に伴う、国・県への返還金として児童福祉総務費が363万8,000円、要保護児童対策費が3万5,000円などです。 第4款衛生費514万円は、長期化する新型コロナウイルス感染症対策として昨年に引き続き、インフルエンザ予防接種費助成金の対象範囲を拡大するための費用を計上いたしました。 第6
款農林水産業費2,488万8,000円は、農業機械導入のための農地利用効率化等支援交付金501万9,000円、需要に応じた栃木の米づくりプロジェクト推進事業費補助金6万4,000円。 説明書8ページ、9ページをご覧ください。 新規就農者の機械導入など経営発展支援事業費補助金1,125万円及び経営開始資金150万円、令和2年度事業の確定に伴う、強い農業・担い手づくり総合支援事業返還金57万9,000円、下延地内の農道整備に係る立ち木補償費500万円、国庫補助金の追加交付があった稲毛田地区ほ場整備事業に対する県負担金80万円、農業者トレーニングセンターのトイレ及び物置の修繕24万円、祖母井地区の里山林整備事業費43万6,000円などです。 第7款商工費65万7,000円は、原油価格・物価高騰対策として実施をしているプレミアム商品券発行事業について、申込受付を行った結果、購入希望枚数が当初見込みを上回ったことから、希望者が全員購入するために必要な事業費65万7,000円を追加計上するものであります。 第9款消防費231万7,000円は、西水沼地内の防火水槽設置工事について、設計業務における工種の見直しや資材調達単価の上昇などによって、工事費を増額するものです。 第10款教育費843万6,000円は、生涯学習センター水橋分館の改修工事について、基礎工事の追加や新たに大会議室床の改修工事などが必要になったことから工事費を増額するものです。 以上が、令和4年度芳賀町
一般会計補正予算(第3号)の主な内容です。
○議長(小林俊夫君) これをもって提案理由の説明を終わります。
---------------------------------------
△議案第62号の上程、説明
○議長(小林俊夫君) 日程第13、議案第62号 令和4年度芳賀町
介護保険特別会計補正予算(第2号)の件を議題とします。 提出者から提案理由の説明を求めます。 町長。 〔町長 見目 匡君 登壇〕
◎町長(見目匡君) 今回の補正予算第2号は、保険事業勘定の総額に5,983万9,000円を追加し、予算総額を15億5,372万円とするものです。 説明書14ページから16ページをご覧ください。 歳入から説明をいたします。 第3
款国庫支出金4万4,000円は、システム改修に対する事業費補助金です。 第4
款支払基金交付金617万5,000円は、令和3年度事業の精算に伴う交付金収入です。 第7款繰入金114万円は、令和3年度事業の精算に伴う低所得保険料軽減繰入金109万6,000円、システム改修に対する
一般会計繰入金4万4,000円です。 第8款繰越金5,248万円は、前年度繰越金です。 続いて、歳出について説明をいたします。 第1款総務費8万8,000円は、制度改正に伴うシステム改修費です。 第5款基金積立金109万6,000円は、令和3年度事業の精算に伴い基金に積み立てるものであります。 第7款諸支出金5,865万5,000円は、令和3年度事業の精算に伴う国・県・支払基金への償還金5,167万1,000円及び一般会計への繰出金698万4,000円です。 以上が、令和4年度芳賀町
介護保険特別会計補正予算(第2号)の内容です。
○議長(小林俊夫君) これをもって提案理由の説明を終わります。
---------------------------------------
△同意案第1号の上程、説明、採決
○議長(小林俊夫君) 日程第14、同意案第1号 芳賀町
教育委員会教育長の任命についての件を議題とします。 本件については、利害関係人であります、古壕秀一教育長の一身上に関する事件でありますので、地方自治法第117条の規定により本人の退場を求めます。 〔
教育委員会教育長 古壕秀一君 退場〕
○議長(小林俊夫君) 提出者から提案理由の説明を求めます。 町長。 〔町長 見目 匡君 登壇〕
◎町長(見目匡君) 本案件は、芳賀町
教育委員会教育長の古壕秀一氏が令和4年9月30日をもって任期満了となりますが、引き続き、最適任者として任命したいので、議会の同意を求めるものです。
○議長(小林俊夫君) これをもって提案理由の説明を終わります。 お諮りします。本件は人事案件ですので、質疑、討論を省略し、直ちに採決したいと思います。これにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小林俊夫君) 異議なしと認めます。 これから同意案第1号 芳賀町
教育委員会教育長の任命についての件を採決します。 本件はこれに同意することに賛成の議員は起立願います。 〔起立全員〕
○議長(小林俊夫君) 起立全員です。 したがって、本件は同意することに決定しました。 ここで退席している古壕秀一教育長の出席を求めます。 〔
教育委員会教育長 古壕秀一君 着席〕
○議長(小林俊夫君) 古壕秀一教育長に申し上げます。 芳賀町
教育委員会教育長の任命につきましては、全員により同意されました。
---------------------------------------
△同意案第2号の上程、説明、採決
○議長(小林俊夫君) 日程第15、同意案第2号 芳賀町
教育委員会委員の任命についての件を議題とします。 提出者から提案理由の説明を求めます。 町長。 〔町長 見目 匡君 登壇〕
◎町長(見目匡君) 本案件は、芳賀町
教育委員会委員の沼能寿之氏が令和4年9月30日をもって任期満了となりますが、引き続き、最適任者として任命したいので、議会の同意を求めるものです。
○議長(小林俊夫君) これをもって提案理由の説明を終わります。 お諮りします。本件は人事案件ですので、質疑、討論を省略し、直ちに採決したいと思います。これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小林俊夫君) 異議なしと認めます。 これから同意案第2号 芳賀町
教育委員会委員の任命についての件を採決します。 本件はこれに同意することに賛成の議員は起立願います。 〔起立全員〕
○議長(小林俊夫君) 起立全員です。 したがって、本件は同意することに決定しました。
---------------------------------------
△散会の宣告
○議長(小林俊夫君) 以上で、本日の日程は全部終了しました。 会議を閉じます。 本日はこれにて散会します。 ご苦労さまでした。
△散会 午前11時26分...